ヴィクトール・グリッポ「伝統的田舎のパン焼き窯の建造」

(1972年)

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ブエノスアイレスの公共広場で、ヴィクトール・グリッポが窯を制作し、2日間にわたって数人の仲間とともにパンを焼き、通行人に配った。そこへ警察隊がきて、窯は壊されてしまった。グリッポは窯の「コンセプト」をこう述べている
伝統的な田舎のパン焼き窯

意図:特定の環境で特定の人々に知られている事物を、種類の違う人々がいつもいる別の環境に翻訳すること。

目的:その作りや彫刻的な質を凌駕した形で、まさに姿勢(つまり、生活のあり方)そのものを表彰する。日用品の価値を再発見すること。

行為:
a)窯作り
b)パン作り
c)パンを分ける

教育的成果:窯作りとパン作りの手順を説明する。ビラの配布、情報交換を通じて、一般の人々も参加できるようにする。

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