1869年(明治ニ年)巳年 御神用払方

(1869年)

1869年(明治ニ年)巳年

御神用払方

大國魂神社(武蔵総社六所宮)文書より。
神輿などにかかった費用を抜き出しました。

五月
金四両 御神輿修復 ぬし屋払

五月の例大祭に直接かかわる部分はこれだけ。

金壱分四貫百文 品川参詣之者ヘ酒肴代払
金壱分 品川参詣之者事件ニ付 本町市左衛門ヘ遣ス

祭りどころではないことを思わせる、入出金状況。

当時は、品川県 明治2年(1869)2月9日~明治4年(1871)7月14日。

府中からの参詣者が現地で何か事件を起こしたのか、それとも、品川県としての事件があったのか?

三月に御着輦(ごちゃくれん)の費用が計上。
御着輦とは、神様が、どこかに到着されること。
ただし、明治天皇「東京御着輦」自体は、明治元年10月13日(1868年11月26日)。

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