1867年(慶応三年)卯年 御神用払方

(1867年)

1867年(慶応三年)卯年 御神用払方

大國魂神社(武蔵総社六所宮)文書より。
神輿などにかかった費用を抜き出しました。

ここには書きませんが、下遷座・上遷座(※)に関する費用も計上されている。
この慶応三年は、老朽化のために、本殿を大改修している。
下遷座は、二月二十六日夜、上遷座は、四月二十九日夜

「遷座祭」 というのは、神様をお遷しする(=遷座)するお祭り。
社殿の新築・修築や、屋根の葺き替えなどを行う時には、仮殿などを建てて神様をそちらにお遷しする。
これを 「下遷座(げせんざ)」 などといいます。そして、再び本殿にお戻りいただくのが 「上遷座(じょうせんざ)」

金壱両壱分 御神輿繕ひぬしや払

金壱分弐朱 御神輿金物直し代

金拾七両 御太鼓二ツ両面張替

金壱両弐分 同断ニ付谷戸(判読不明)ヘ手当

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