【池田勇人】「年金福祉事業団」を設立。

(1961年11月25日)

厚生大臣は、灘尾弘吉。(派閥は、朝日放送元社長の石井光次郎の水曜会)

https://ja.wikipedia.org/wiki/第2次池田内閣_(第1次改造)

折しも高度成長期が始まり、
保険料収入が潤沢になると、
自民党は
選挙で老人票を“買収”するため
今度は年金大盤振る舞いを始めた。

国民年金に加入できない高齢者に
保険料負担ゼロでもらえる「福祉年金」を創設、
さらに保険料を10年払えばもらえる「10年年金」、
5年でもらえる「5年年金」を
次々に創設した。

田中角栄首相が登場すると
「福祉元年」を掲げ、
福祉年金の支給額を
月5000円から1万円へと倍増させた。

政治家が湯水のように金を使うのを
年金官僚たちが
指をくわえて見ているはずがない。

こちらは年金保険料で
厚生年金会館という名のホテル、
プール、スケート場などの年金施設を
全国265か所に建設し、
天下り財団に運営させた。

その中核の「厚生年金事業振興団」(厚生団から改称)は
病院、看護学校を含めて100以上の施設を運営し、
職員約5400人、天下り官僚120人という巨大財団に成長した。

年金から投じられた金額は
建設費・運営費合わせて
約1兆5000億円にのぼる。

官僚OBの給料や退職金まで
年金丸抱えだった。

https://www.moneypost.jp/553270/3/

従来、公的年金の積立金運用は、
特殊法人である年金福祉事業団が
財政投融資に預託して行っていた。

しかし、第2次橋本内閣が進めた特殊法人改革によって
2001年(平成13年)3月に同事業団は廃止され、
日本国政府は年金資金の自主運用を求められることになった。

そこで、2001年(平成13年)3月の同事業団廃止の直後、
同年4月1日に年金資金運用基金へ改組された。

2006年(平成18年)4月1日には、
年金積立金管理運用独立行政法人が設立されて、
同日付で廃止された同基金から
年金積立金の管理・運用業務を引き継いだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/年金積立金管理運用独立行政法人

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