「国民年金法」が全面施行。(国民皆年金体制へ)

(1961年04月01日)

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「国民年金」の保険料の徴収がスタートした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/国民年金法

折しも高度成長期が始まり、
保険料収入が潤沢になると、
自民党は
選挙で老人票を“買収”するため
今度は年金大盤振る舞いを始めた。

国民年金に加入できない高齢者に
保険料負担ゼロでもらえる「福祉年金」を創設、
さらに保険料を10年払えばもらえる「10年年金」、
5年でもらえる「5年年金」を
次々に創設した。

田中角栄首相が登場すると
「福祉元年」を掲げ、
福祉年金の支給額を
月5000円から1万円へと倍増させた。

政治家が湯水のように金を使うのを
年金官僚たちが
指をくわえて見ているはずがない。

こちらは年金保険料で
厚生年金会館という名のホテル、
プール、スケート場などの年金施設を
全国265か所に建設し、
天下り財団に運営させた。

その中核の「厚生年金事業振興団」(厚生団から改称)は
病院、看護学校を含めて100以上の施設を運営し、
職員約5400人、天下り官僚120人という巨大財団に成長した。

年金から投じられた金額は
建設費・運営費合わせて
約1兆5000億円にのぼる。

官僚OBの給料や退職金まで
年金丸抱えだった。

https://www.moneypost.jp/553270/3/

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