【会計検査院】GPIFの株式運用リスクが上昇していると指摘。
(2019年04月24日)会計検査院が24日、
公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」の
リスクの高い運用方法に対して
異例の警鐘を鳴らした。
GPIFは、
アベノミクスの一環として
2014年10月に
ポートフォリオの見直しを行い、
国内株と外国株の比率をそれぞれ
12%から25%に引き上げ、
全体の50%にした。
その結果、
18年10〜12月期に、
四半期ベースで
14兆8039億円もの 赤字を記録。
150兆円資産の約1割が吹っ飛んだ。
会計検査院は14年以降、
株式運用の割合が増加して
リスクが上昇していると指摘し、
所轄する厚生労働省やGPIFに対し、
「国民への丁寧な説明が必要」
との所見を示した。
検査院は
「年金は
老後の生活設計の柱。
積立金は
国民から徴収した保険料の一部だ。
国民の利益のため
安全、効率的に運用し、
将来にわたって
公的年金制度の安定に資することが
強く求められる」
と指摘。
また一部の 投資手法について、
手数料などが詳細に開示されていないとして、
収益などの透明性を確保するように求めた。
- このできごとのURL:
コメント