【インドネシア】感染者ゼロに疑義を呈したアメリカの研究報告に反論。

(2020年02月12日)

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インドネシア政府は、

世界で4番目に人口が多い同国で
新型コロナウイルスの感染者が報告されていないことに
疑義を呈した米ハーバード大学(Harvard University)の研究論文を
侮辱的だと批判し、

インドネシアは厳戒態勢を敷いている
と反論した。

人口2億6000万人を擁するインドネシアには、
中国から年間200万人以上の観光客が訪れ、
また何千人もの出稼ぎ労働者がいる。

だがこれまでに
新型コロナウイルスの感染は
1件も報告されていない。

ハーバード大の
公衆衛生の研究者らが
今週発表したこの論文には、

インドネシアでも
新型ウイルスの流行が報告されていてもおかしくない
とし、

流行の中心地である武漢(Wuhan)をはじめ、
中国各地とインドネシアを結ぶ航空路線が
多数存在することを考慮すれば、
見逃されている感染者らがいる恐れもある

と記されている。

さらに、
同国の監視体制も
「早急に強化」されるべきだ
とする指摘も盛り込まれていた。

インドネシアは
新型ウイルスの流行を受け、
中国発着の全航空便の運航を中止。

また政府は、
これまでに感染が疑われた数十人に
ウイルス検査を実施したが、
いずれも陰性だったと発表している。

テラワン・アグス・プトラント(Terawan Agus Putranto)保健相は

11日夜、
この論文を「侮辱的」と批判し、

同国には
適切な検査機器がある

と述べた。

プトラント氏は
首都ジャカルタで記者らに対し、
感染者が出ていない現状について

「彼らは困惑するだろうが、
これは事実だ」

「われわれは
最高レベルの厳戒態勢で
対応している」

と述べた。

プトラント氏は

「要するに
わが国は
国際基準を順守しているということだ」

「何も隠してはいない」

と訴えている。

https://www.afpbb.com/articles/-/3267991

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