中国で、イスラム教徒の反乱に伴い、ペストが流行。(最後の世界的大流行)

(1855年)

nanmin_chutou_muslim.png

1855 年
中国雲南省で
イスラム教徒の清朝政府への反乱と
それに続いた難民の移動があった。

その移動と混乱の中で
ペストが発生した。

それは 1894 年には
香港や広州に広がった。

後にペスト菌が発見されたのが
この 1894 年の香港での流行である。

広州の死者は
8 ~ 10 万人と推定されている。

南中国の港から
船に乗って全世界に広がって行き、
アジアやアメリカ大陸に
患者が多く発生した。

インドでの死者が多く、
最多の 1907 年には、
インドだけで 131万人の死亡が報告されている。

全世界では、1903~ 1921 年で
ペスト死亡は 1,000 万人と推定されている。

そして、これが最後の世界的大流行になった。

http://www.eiken.co.jp/modern_media/backnumber/pdf/MM1002_03.pdf

コメント