【スペイン】経済大臣が、「ベーシック・インカム」の導入を決定したと発表。(無期限)

(2020年04月08日)

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新型コロナウイルスの感染者数が
世界2位に達したスペインは、

経済の立て直しに向け、
可能な限り迅速に
「ユニバーサル・ベーシック・インカム(最低所得保障制度)」制度を
導入することを決定した。

4月5日、
経済大臣のナディア・カルビニョが発表した新たなスキームは、
終了期限を設けずに導入されることになる。

カルビニョは現地メディアの取材に対し、
感染拡大の脅威が去った後も、
ユニバーサル・ベーシック・インカム制度は継続する
と述べた。

予算規模などの詳細は未定というが、
政府は
既に導入に向けた調整を進めている。

感染拡大による経済的ダメージからの復興に向け、
スペインのペドロ・サンチェス首相は
3月17日、
2000億ユーロ(約24兆円)の支援策を発表していた。

支援策には

1000億ユーロの
政府による信用保証のほか、

企業に対する
無制限の流動性供給などが含まれていたが、

ユニバーサル・ベーシック・インカムで
これを補完する狙いがあるとみられる。

スペインでは
ロックダウンの開始から3週間で
90万人が失業し、

3月の失業者数は
過去最大を記録していた。

カルビニョ経済大臣は
現地メディアLa Sextaの取材に

「ユニバーサル・ベーシック・インカムの導入に向けた手続きは、
非常に煩雑なものになるが、

我々のチームは
決意をもって取り組んでおり、

可能な限り
迅速に導入する」

と述べた。

スペインにおける
新型コロナウイルスの感染者数は
13万人を突破し、
死者は1万2600人を超え、
欧州ではイタリアに次ぐ規模の被害を受けている。

ただし、
全土にわたるロックダウンを
4月26日まで延長することを決めたスペインでの死者は、
イタリアやフランスと並んで減少傾向にあり、
わずかな希望の光が見えつつある。

https://forbesjapan.com/articles/detail/33596

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