【中国】COVID19は、最大4メートル飛散することが判明したと発表。

(2020年04月10日)

figure_noukou_sessyoku.png

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の
病棟で採取した空気サンプルの調査で、

新型ウイルスは
最大4メートル飛散することが分かった。

現在推奨されている
確保すべき対人距離の
2倍に相当する。

中国の研究者らが10日、
調査の予備段階の結果を
米疾病対策センター(CDC)のオンライン雑誌
「新興再興感染症雑誌(Emerging Infectious Diseases Journal)」
で発表した。

中国・北京の
軍事医学研究院が主導する研究者らは、

2月19日から
3月2日まで、

中国・武漢(Wuhan)の
火神山医院(Huoshenshan Hospital)の
集中治療室と
新型肺炎患者用の一般病棟で

物体の表面のサンプルと
空気のサンプルを採取した。

研究チームが着目したのは、
いわゆる「エーロゾル(エアロゾル)感染」だ。

咳やくしゃみの飛沫(ひまつ)は
数秒以内に地面に落下するが、

ウイルスが
超微細な霧状の粒子である場合は、
空気中に数時間浮遊する。

研究チームは、
ウイルスを含んだエーロゾルが
主に患者の近く
および風下側最大4メートルの位置に
集中していることを確認。

患者の風上側では
最大約2.4メートルの位置まで確認できた。

病院の医療従事者には
一人も感染者が出ていないことことから、
論文の執筆者らは、

「適切な予防策を講じれば、
感染を効果的に防止できることを示している」

としている。

超微細な霧状の粒子に含まれる
わずかな量の新型ウイルスの感染力が
どの程度かはまだ明らかになっていないため、
新型ウイルスのエーロゾル化については
研究者らの間で議論を呼んでいる。

論文は、
新型肺炎の感染の仕組みについての議論に
影響を与える内容だが、

中国の研究チームは、
今回調査した距離で検出された少量のウイルスで
感染するとは限らないとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200412-00000021-jij_afp-int

コメント