安倍首相「(宣言が遅れたのは)財政面から、ほとんどの閣僚が反対していた。」(田原総一郎談)

(2020年04月10日)

shinpai_ojiisan.png

新型コロナウイルス感染症の
世界的な拡大に伴う混乱について、

安倍晋三首相が
「第3次世界大戦」
と表現していたことがわかった。

首相と面会した
ジャーナリストの田原総一朗氏が
14日、自身のブログで明らかにした。

田原氏は
10日に首相官邸を訪れ、
首相と面会した。

田原氏のブログによると、

首相は

「第3次世界大戦は
核戦争になるであろうと考えていた。

だがこのコロナウイルス拡大こそ、
第3次世界大戦であると認識している」

と語ったという。

また田原氏が、

「緊急事態宣言は
なぜ遅れたのか」

と問うと、

首相は
財政への悪影響を理由に

「ほとんどの閣僚が反対していた」

と明らかにしたという。

田原氏は、
閣僚による財政悪化への懸念を
「平時の発想」と指摘。

首相が
こうした「平時の発想」から、
感染拡大を戦争ととらえる
「戦時の発想」に転換したことで、
宣言を出すに至った
と分析している。

一方で首相は、
田原氏との面会翌日の11日、
外出自粛を呼びかけようと、
ミュージシャンの星野源さんの楽曲に合わせて、
自宅でくつろぐ動画を撮影。

動画は12日にインスタグラムなどに投稿され、
40万以上の「いいね」を稼ぐ一方、
批判的なコメントが相次いだ。

2020年4月16日 12時05分

https://www.asahi.com/articles/ASN4J3TFYN4JUTFK006.html?ref=tw_asahi

コメント