【国連】安保理の非公式会合が、テレビ会議方式で開催される。(米中が対立し、決議案がまとまらず。)

(2020年04月09日)

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新型コロナウイルスの感染が
世界で広がるなか、

国連の安全保障理事会が
非公式の会合を開きました。

ただ、
アメリカと中国の足並みがそろわず、
決議を出すまでには至りませんでした。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計では
世界の感染者は160万人を上回り、
死者も9万5000人を超えて10万人に迫る勢いです。

国連安保理は9日に会合をオンラインで開き、
グテーレス事務総長は感染を抑えるため、
各国に結束を呼び掛けました。

しかし、アメリカは声明で

「ウイルスの起源や
特徴の分析が必要」

などと
暗に中国が感染源だと主張しました。

一方、中国は

「誰かのせいにしても解決はしない」

と反論したため、
決議案はまとまりませんでした。

国連外交筋によりますと、
アメリカが決議案に

「中国から来たウイルス」
という表現を含めることを
中国が受け入れず、

調整が難航している
ということです。

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