【厚生労働省】「全国の約2万7000人が、4日以上発熱が続いていると回答。」(接客業は2倍)
(2020年04月10日)厚生労働省と
通信アプリ大手のLINEが
協力して行った
新型コロナウイルス対策のための全国調査で、
4日以上発熱が続いている
と答えた人が
全体の0.11%と
全国でおよそ
2万7000人に上ることが分かりました。
中でも
長時間の接客や外回りなどの仕事についている人は、
発熱を訴える人の割合が
平均の2倍に上っていました。
専門家は、
「感染リスクを少なくする
働き方や過ごし方」
を
より徹底することが必要だとしています。
この調査は、
LINEが
厚生労働省と情報提供の協定を結び
全国の利用者、8000万人以上に対して
健康状態や感染予防の対応について尋ねたもので、
先月31日から
今月1日にかけて
第一回の調査が行われました。
これまでに寄せられた
全国でおよそ2400万人の回答を分析したところ、
37度5分以上の発熱が
4日以上続いている
と答えた人の割合が
全国平均で0.11%、
数にして
2万6900人余りに上りました。
都道府県別の割合では
沖縄県がもっとも高く、
次いで東京都、北海道、大阪府が
全国平均を上回っていました。
発熱を訴えている人を
職業別のグループで分類したところ、
飲食店や外回りの営業など
長時間の人との接触や
密集を避けるのが難しい職業のグループでは、
0.23%と
全体の平均の2倍余りに上っていました。
一方、
在宅で家事や育児をする人など
人との接触を避けることが
比較的容易なグループでは
0.05%と
全体の平均の半分以下の割合となっていました。
厚生労働省のクラスター対策班と連携して
データを分析した慶應義塾大学の宮田裕章教授は
「4日以上の発熱が
直ちに新型コロナウイルス感染を示すものではないが、
人との距離を取ることが難しく
防御の行動を取りづらい働き方や過ごし方をしている人ほど
感染リスクが高いと見られる。
特にそうした職業の人では、
人との距離を保つことができるような環境づくりなど、
感染リスクを少なくする働き方や過ごし方を
より徹底することが必要だ」
と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200410/k10012381141000.html
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