【厚生労働省】PCR検査の「陽性率」を正確に把握するため、集計方法の改善を検討すると発表。

(2020年05月07日)

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新型コロナウイルスに感染しているか確認する
PCR検査で、

陽性だった人の割合「陽性率」を
正確に把握できていないことから、

厚生労働省は
集計方法などを検討する方針です。

「陽性率」は
緊急事態宣言の解除を判断する
指標の一つとされています。

厚生労働省は
全国の都道府県などから報告される
検査人数や陽性者数、
その割合について公表しています。

それによりますと、
ことし1月15日から
今月3日までの累計で
全国で検査を受けた人は15万3581人、
このうち陽性だった人の数は1万4895人で、
必要な修正を加え算出した割合は
9.5%となっています。

ところが
検査人数は検査をした日、
陽性者数は陽性と報告された日の集計で、
数日のずれが生じることなどから
1日ごとの正確な数値は示していません。

また、
検査人数も
実態を正確には反映しておらず、

このうち
東京都の検査人数には
医療機関で行った検査の
一部が含まれていません。

厚生労働省によりますと
退院などの際に
同じ人が複数回検査を受けることもあるため、

検査件数とは別に
検査人数を毎日把握することは、
対応に追われている自治体にとって
負担になるということです。

厚生労働省は
現在公表している割合について、
正確な「陽性率」ではないとしていますが、

「陽性率」は
緊急事態宣言の解除を判断する
指標の一つとされることから、
今後、集計方法などを検討する方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200506/amp/k10012419541000.html

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