【朝日新聞】「家から強引に連れ出され軟禁」 自立支援うたう施設、30代男性が提訴。
(2019年06月17日)無理やり自宅から連れ出され、軟禁状態に置かれた――。
東京都にあるひきこもり自立支援施設の運営会社を相手に、
元入所者の30代男性が2月、
550万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
こうした民間事業者は
一部で「引き出し業者」と呼ばれ、
子どものひきこもりに苦悩する親が
契約しているといいます。
一方で、人権侵害の疑い、
親子関係の断絶などの弊害があると
批判も受けています。
「心の傷は一生消えない」
6月6日。
東京地方裁判所の傍聴席で出会った
原告の男性は閉廷後、そう記者に語った。
昨年5月のことだ。
原告の説明や訴状によれば、
自室で食事をしていたところ、
突然見知らぬ4~5人の男と父親が
部屋に入ってきた。
父は
「これからこの人たちのお世話になりなさい」
と言い、部屋を出た。
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