【安倍内閣】赤字を装って法人税を脱税する手口を防止するため、制度改正の検討を開始。

(2019年12月10日)

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政府は
来年度の税制改正で、

実際には多額の利益を上げている企業が、
子会社との株式の取り引きなどを利用して、
税務上赤字を計上し
納税を回避する行為を防ぐため、
制度を見直す案をまとめました。

子会社から
一定の配当を受けた場合は、
子会社の株式の評価を引き下げる
としています。

企業が納める法人税をめぐっては、
決算上は多額の利益を上げている企業が、
海外にある子会社との間で
株式の配当や譲渡によって
巨額の損失が生じた形を取って
税務上は赤字を計上し、
国内での法人税を支払っていなかったケースがありました。

政府は、
こうした納税回避を防ぐため、
自民・公明両党の税制調査会に
制度を見直す案を示しました。

それによりますと、
企業が50%を超える株式を保有する子会社から、
1年間に株式を取得した際の価格の
10%を超える額の配当を受けた場合、
株式の価格から
配当額のうちの非課税分を減額して
株式の評価を引き下げます。

これによって配当を支払ったあと、
価値が下落した子会社の株式を譲渡することで、
巨額の損失を生じさせるといった
納税を回避する行為が
できないようにします。

政府 与党は、
この案を
12日取りまとめる
来年度の税制改正大綱に盛り込み、
企業が実態にあった納税を行うよう
促すことにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/k10012209931000.html

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