【浦和西署】駅のホームに転落した酔っぱらいを救助した外国人3人を表彰。

(2019年08月02日)

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浦和西署は2日、
駅ホームから線路上に転落した男性を救助したとして、
さいたま市桜区、中国国籍、男子大学生ワン・テンペイさん(21)、
同緑区、イタリア国籍、女性サーカス団員サビオ・アレッサンドラさん(44)、
同中央区、ブラジル国籍、男性飲食店員タケシ・ナカムラ・ダグラスさん(29)に
感謝状を贈った。
7月5日午後2時ごろ、JR埼京線南与野駅で、
さいたま市中央区の50代会社員男性が
酔っぱらってホームから線路上に転落。

それぞれホームで電車待ちをしていた初対面の3人は、
声を掛け合いながら連携し、男性の人命救助に貢献した。
サビオさんは、
男性がふらつきながらホームから転落するのを目撃。

すぐさま、非常停止ボタンを押し、
近くにいたワンさんとタケシさんに応援を求めた。
ワンさんとタケシさんは、ホームから線路上に降りて、
意識不明の男性に大声で呼び掛けたり、
首を上げて気道を確保するなど一時救命措置を行った。
感謝状贈呈には、ワンさんとサビオさんが出席。
夏季に2年間、海などでライフセーバーを経験したワンさんは

「人命救助は慣れている。
とっさに体が反応した」

と振り返った。
木下大サーカスの公演で、
マジックやイリュージョンショーなどを披露している、
在住12年目のサビオさんは、
非常停止ボタンを押した時、
それが正しい行動だったのか心配だったという。

今回、感謝状を贈られたことで、

「正しいことをしてよかった」

とすがすがしい表情だった。
真野益夫署長は

「みんなで声を掛け合い、
人助けをするのには勇気がいる。

判断も行動も素晴らしかった」

と3人をたたえた。

http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/08/06/01_.html

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