【小泉内閣】りそな銀行へ1兆9,600億円の公的資金を注入。(預金保険法) ★
(2003年06月)財務大臣は、塩川正十郎。
預金保険機構が
りそなの株式を取得する形式をとったため、
預金保険機構が、りそなの筆頭株主となった。
これを実質国有化と呼んでいる。
なおこの実質国有化に関して、
当時、竹中平蔵金融担当大臣は、
都市銀行であっても区別せず
破綻させる旨を事あるごとに発言しており、
破綻処理した足利銀行との
扱いの差を疑問視する者も多い。
結局、この竹中の方針転換による
公的資金注入の発表を受け、
りそな株の価額は急騰。
この局面で売り抜けた外資系投資ファンドは
莫大な利益を手にした。
この動きについて、
竹中の行動を外資系投資ファンドは知っていて
取引を行ったとするインサイダー取引疑惑がある。
今日に至るまで
このインサイダー取引疑惑は
くすぶり続けており、
金融業界では
りそなの公的資金注入における
最大の闇となっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/第1次小泉内閣_(第1次改造)
預金保険法(預保法)(危機対応)に基づく資本増強実績一覧
https://www.dic.go.jp/katsudo/page_001202.html
98年3月から2003年6月までに、
「金融機能安定化法」に基づく1兆8156億円、
「早期健全化法」に基づく8兆6053億円、
「預金保険法(危機対応)」に基づく1兆9600億円の
総額12兆3809億円が注入された。
その後は、三菱東京フィナンシャル・グループ、
住友信託銀行、横浜銀行、関西さわやか銀行が
完済するなど返済も進み、
返済額は8兆8617億円。(07年8月公表分まで)
- このできごとのURL:
コメント