【日本銀行】保有する国債の総額が、過去最高の500兆円に到達。(発行全体の43.9%)

(2019年12月20日)

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日銀が保有する国債が
500兆円に達しました。

大規模な金融緩和策で
お金を供給するため
大量の国債を買い続けているためで、
政府が発行した国債全体の半分近くを
日銀が保有する形になっています。

日銀が3か月ごとに発表している
「資金循環統計」によりますと、

日銀が保有する国債は、
ことし9月末時点で
初めて500兆円に達しました。

前の年の同じ時期と比べて6.6%増え、
過去最高を更新しました。

2013年から行っている大規模な金融緩和策で
金融機関から大量の国債の買い入れを続けているためで、
日銀の保有は国債の発行残高全体の
43.9%を占める形となっています。

一方、民間の金融機関が保有する国債は
150兆円と全体の13.1%となり、
日銀とは対照的に過去最低となりました。

日銀の金融緩和策で低金利が長期化し、
利回りが低くなった国債の保有を減らす動きが
金融機関に広がったことが背景です。

合わせて公表された
個人の金融資産は1864兆円で、
米中貿易摩擦の影響で
株価が下落したことから株式が減少し、
前の年の同じ時期より0.6%減りました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191220/k10012222101000.html

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