改正移植法審議、参院で来週から

(2009年06月19日)

004392009年06月19日夕刊2総合01200295文字臓器移植法改正案が来週、参院で審議入りする見通しとなった。民主党幹部が、19日の参院議員総会で明らかにした。衆院で可決された臓器提供を増やすため「脳死は人の死」とする案(A案)と、臓器移植に慎重な参院の有志議員らの独自案が並行して審議されるとみられる。両案は24日か26日の参院本会議で趣旨説明の予定。民主党の輿石東参院議員会長は19日の議員総会で「きちんと議論し一つの方向性を出さなければいけない」と述べた。
独自案は民主、社民両党の議員が中心になって検討。A案は臓器提供者の年齢制限を撤廃するが、独自案では子どもからの提供の可否を有識者が検討する「こども脳死臨調」の設置を盛る方向だ。

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