本会議否決なら差し戻しも 臓器移植法改正、廃案回避を検討

(2009年06月10日)

004512009年06月10日朝刊政策総合00600330文字衆院議院運営委員会(小坂憲次委員長)は9日、理事会を開き、与党が改めて16日の衆院本会議で四つの臓器移植法改正案を採決することを求めたが、民主党は「野党の中には『議決は時期尚早』との意見がある。ただちに決めるわけにいかない」と慎重な姿勢を示した。
与党は、「A案→B案→C案→D案」の提出順に採決する方向で調整。ただ、現段階では、有力なA案、D案も含め4案のいずれも過半数の賛成に達しない公算が大きい。
このため議運委では、すべての案が本会議で否決されても「廃案にしない」と議決し、厚生労働委に差し戻して審議を続けさせる案を検討。小坂氏は根拠となる衆院規則を理事会で説明、「(差し戻し)案をもし使う場合は、本会議で議決する段取りをしないといけない」と述べた。

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