臓器移植慎重派の国会議員らが「議員の会」設立

(2000年11月18日)

011152000年11月18日朝刊3社会03700323 臓器移植に慎重な立場をとる国会議員らが十七日、「『脳死を人の死』としない立場から脳死・臓器移植を考える議員の会」(代表=金田誠一・衆院議員、民主)の設立総会を開いた。脳死判定をした病院から報告を受けるなど、これまでの脳死移植を検証。救急治療や、海外の移植の現状など、臓器移植をとりまく様々な課題を議論する。
「脳死を人の死としない」、あるいは「脳死を人の死と法律で規定することに反対する」議員ら十七人が発起人で、全議員に参加を呼びかける。
一方、臓器移植法の成立で中心的な役割を果たした生命倫理研究議員連盟(会長=中山太郎・衆院議員、自民)は十六日に総会を開き、子どもの移植について幼稚園関係者の意見を聞くなど、法改正のための検討を始めている。

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