「ヴォルテール芸術協会の一大夜会」

(1916年05月)

演し物には「アイネ・クリッペンシュピール(キリスト降誕劇)」と題されたバルの「騒音主義コンサート」がふくまれていたが、これはおそらく未来派のルイジ・ルッソロの「騒音芸術」に着想を得たものだった。ジャーナリストや政治家は言葉の意味作用をとりかえしのつかないほど堕落させたが、このことは西欧文明のさらに大きな類廃の微候なのだと、バルは考えた。ひとつの解決策として、彼は単語を音に還元して言語を解体することを提案し、この試みの結果を「音響詩」と呼んだ。

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