ミルトン・フリードマンが、日本銀行の顧問に就任。
(1982年10月)Milton Friedman
Professor, Stanford University
October, 1982 - October, 1986
https://www.imes.boj.or.jp/gaiyo/komonE.html
日本のバブル景気について、
1980年代に日銀の顧問も務めたフリードマンは
「日本は、
円通貨の供給を増やして
ドルを買い支えた結果、
通貨供給量の急増を招いた。
私はこの通貨供給量の急激な伸びが
『バブル経済』を引き起こしたと見ている。
日本銀行は長期間にわたって
このような金融緩和路線をとり続け、
納税者に莫大な損害を与えた。
最後には日銀もブレーキをかけたが、
今度は急ブレーキをかけすぎた。
金利を引き上げ、
通貨供給量の伸びを急激に抑え、
深刻な景気後退を引き起こしてしまった。
これはどんなによい意図から出たものであれ、
不適切な金融政策は
悲惨な結果をもたらし得る
という最たる例だ。
日銀は誤りを正すのが遅くて、
そのためにリセッションを長引かせ、
深刻なものにしてしまったように思われる」
と指摘している[29]。
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